兵庫県立大学大学院工学研究科電気系工学専攻教授,1985年大阪大学大学院工学研究科博士後期過程単位取得退学後,日本学術振興会奨励研究員。翌年3月工学博士取得。同年10月姫路工業大学助手,講師,助教授を経て,2004年4月より現職。この間,米国プリンストン大学プラズマ物理研究所,ワシントン大学に研究員として中期,短期滞在経験あり。現在,九州大学応用力学研究所客員教授,産業科学技術総合研究所客員研究員。

永田 正義

研究の専門分野

プラズマ理工学・核融合エネルギー科学

主要研究課題
・スフェロマックや球状トカマクなど先進的磁場閉じこめ方式による核融合エネルギー基礎研究
・コンパクトトーラス(CT)入射法を用いた核融合炉心プラズマへの先進的燃料補給法の基礎開発

論文リスト

担当授業科目(平成18年度)

前期課程:電磁流体力学(前期),核融合工学(後期),電気系工学特別演習A
後期課程:電力・エネルギー工学講究II,電気工学セミナーII

 電力変換 (3年前期、2コマ),電気電子工学概論 (2年前期、2名分担),電磁気学I (1年後期、2コマ),
 制御システム2 (3年後期、4名分担),電気系工学実験I (2年通年、分担),卒業研究 (4年通年) 
 

自己紹介

学部:
大学院:
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学生へのメッセージ

  大学生の学力や学習意欲の低下が叫ばれるこの時代、社会に対する大学の責任が問われています。会社の採用面接では、知識情報の豊富さではなく、自ら考える能力、独創性、行動力や目標を達成しょうとする熱意や意欲が最も重要視されています。会社で仕事をする場合、自分自身で課題を見つけ、自分なりの論理を立て、自分なりの解決策を見出さなければならないからです。高校までの勉強は、課題を先に与えられ、それにどう解答するかの訓練だけが要求されてきました。大学でもその傾向にあると思います。これにどう対処するかは大きな課題ですが、私は自由な雰囲気の中で、学生一人ひとりが夢を持ちながら自らの意志で勉学に励むことができる環境を作りだすことが大切だと思っています。それによって自分の行動に責任をもつ自律性と真に独創的な才能が育成されます。しかし、勉強を強要するだけでは、学習に自ら専念することはありませんし、内容理解も不十分になります。例え話として「馬を川沿いの水飲み場には連れて行くことはできるが、のどの渇いていない馬に水を飲ませることはできない」という話があります。学生が授業内容に興味を示さないことがよく話題になりますが、工学、科学の面白さを説くだけではなく、教師一人ひとりが真摯に学生と向かい合い、大きな感動を与えることが大切なのではないでしょうか。わくわく、うきうきするような感動がなければ何事にも興味が湧きませんし、楽しくもありません。強い印象やときめく感動は人の人生をも左右します。ある新聞コラムからの受け売りですが、「出会った教師、授業から一番学んだことは教わらなかった事柄だ」とあります。この言葉の真の意味をつかみ、夢と希望だけは心に満々としている学生がこれからどしどし現れてくることを望んでいます。また、それが実現できるような教育と研究の場を提供することが社会に対する大学の真の責任ではないでしょうか。
・プラズマ(イオン,電子)の流れ,自己組織化,磁気リコネクションに関する基礎研究
・天体宇宙におけるプラズマの爆発的現象との類似性の観点からの実験室模擬実験
インバータサージによるモータ巻線絶縁劣化現象の解明
・高周波プラズマの先進計測・制御によるナノマイクロ物質構造の創成と産業応用
・多種多様なプラズマ・放電現象(マイクロブラズマから産業応用のための高周波プラズマ、高温高密度プラズマまで)に適応が可能な光,荷電粒子、レーザー計測の開発
プラズマ光量子応用研究
プラズマ基礎科学
先進核融合エネルギー科学

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