三木 一司Kazushi Miki

教授|博士(工学)

[mail] miki@eng.u-hyogo.ac.jp

電気電子情報工学科 電気工学コース
電気物性工学専攻 電力電子工学研究グループ

講義では、教科書に記載された内容が読みやすいように、その分野のポイントになる概念をメリハリをつけてお話することで、科学技術の潮流が把握できる指導を心がけています。研究では、小さな大学でも世の中を一新できるような革命的な技術を創出できるような基礎研究として、パワーエレクトロニクスの新材料、β型酸化ガリウムのp型ドーピング探索をおこなっています。

β型酸化ガリウムのp型ドーピング探索に関する研究

学べる内容・身に付くスキル

技術者として大変役に立つプロセス技術、X線回折や光電子分光による構造解析技術、電子状態解析、基本的な電気特性測定技術を学べます。

新幹線、エアコン、電力系統などの機器制御のエネルギー損失を削減できるパワー半道体の基礎研究を行っています。候補になる新材料、B型酸化ガリウムのp型ドーパントの探索を行っています。この研究が実現できると、機器制御の損失が97%削減が可能で、省エネルギを通して、2050年に日本が目指しているCO2削減量が達成可能です。

練寮電池エコカーのエネルギーマネージメントに関する研究

学べる内容・身に付くスキル

燃料電池エコカーの車体、DC-DCコンバータなど駆動系の電気回路の設計・作製・評価を通じて電気エネルギーの制御技術を学べます。

燃料電池(水素がエネルギー源)やバッテリー(電気自動車)を駆動源とする車で使われる機器制御技術の研究を行っています。エコカーレース仕様の車体と電気制御系を設計・試作・評価して車全体のエネルギーマネージメントの研究を行っています。この研究は、小さなスケールですが電気自動車などDC源を使った輸送系の制御原理の本質を解き明かすことができます。研究結果を活かして、将来的にはエコカーの大会に出ることも目指しています。