藤井 俊治郎Shunjiro Fujii

准教授 | 博士(工学)

[mail] fujii@eng.u-hyogo.ac.jp

電気電子情報工学科 電気工学コース
電気物性工学専攻 ナノ電子工学グループ

講義では、電気電子機器のディジタル計測技術をはじめ、電気電子情報工学の基礎から応用までじっくりと学習できる指導を心がけています。研究では、カーボンナノチューブをはじめとするナノサイズの材料を電子デバイスに応用する研究を行っており、これが研究グループ名の由来となっています。

ナノカーボン材料を用いた電子デバイス応用に関する研究

学べる内容・身に付くスキル

材料の合成からデバイス作製まで一貫して行うため、電気電子系だけでなく化学系の実験技術や知識を習得できます。

カーボンナノチューブやグラフェンなどのナノカーボン材料を用いた電子デバイス応用の研究を行っています。ナノカーボン材料は、ユビキタス元素である炭素のみから構成される環境調和性が高い素材であり、柔らかく曲げても折れにくいといった既存の材料にはない性質を有しています。本研究グループでは、ナノカーボン材料を薄膜型トランジスタや透明電極へ応用し、フレキシブルな電子デバイスの実現を目指しています。

二次元原子層材料の創製とエネルギー変換素子の研究

学べる内容・身に付くスキル

原子間力顕微鏡によるナノ計測技術や、太陽電池をはじめとする光電子デバイスの性能評価法などを学べます。

2004年にグラフェンが発見されて以来、遷移金属ダイカルコゲナイドなどの数多くの二次元層状物質が報告され、次世代電子材料として注目されています。本研究グループでは、原子レベルの厚みを持つ二次元金属酸化物の作製に関する研究を行っています。二次元原子層材料を部材として用いた太陽電池など、新しいエネルギー変換素子の開発を目指しています。