岡 好浩Yoshihiro Oka

准教授 | 博士(工学)

[mail] oka@eng.u-hyogo.ac.jp

電気電子情報工学科 電気工学コース
電気物性工学専攻 プラズマ応用工学研究グループ

液中で効率良く低温プラズマを生成する技術を保有しています。キャビテーション現象によって発生させた微小気泡を大量に含む溶液に高繰り返し高電圧パルスを印加することによって実現しています。キャビテーションプラズマ技術をベースに、装置開発、放電現象などの基礎研究、難分散性粉体の水分散、ナノ粒子の合成、微生物の不活化、有害有機物の分解などへの応用研究、さらには環境、医療、農業分野への社会実装を目指しています。

化学農薬の代替となるキャビテーションプラズマ殺菌水の開発

学べる内容・身に付くスキル

キャビテーションプラズマ技術の理解、化学農薬とその代替手段の理解、実験設計、データ分析、プロジェクト管理、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、批判的思考

水だけを原料とした人体や環境に安心安全な殺菌水を開発しています。近年、農薬抵抗性病害の出現、化学農薬による健康への影響などの問題から、減農薬につながる新たな殺菌剤の開発が求められています。「キャビテーションプラズマ技術」を応用し、植物病原菌に高い効果のある殺菌水を生成することができます。キャビテーションプラズマ殺菌水は化学農薬に依存することのない持続的農業の実現に大きく貢献できると考えています。

キャビテーションプラズマ技術の社会実装

学べる内容・身に付くスキル

キャビテーションプラズマ技術の理解、装置設計、実験設計、データ分析、プロジェクト管理、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、批判的思考、応用研究

キャビテーションプラズマ技術の基礎的な理解から装置の設計と製造、その応用までを研究対象とします。既存装置を多方面から改良することによる高性能化や、新しいタイプの装置を開発しています。キャビテーションプラズマ法は従来の液中プラズマ法に比べて高速大量処理が可能であるため、社会実装を見据えて研究開発できることが特徴です。様々な分野の企業や研究機関と連携することによって、各々の得意分野との相乗効果により早期に新規事業創出につなげます。