有川 敬Takashi Arikawa

准教授|博士(理学)

[mail] arikawa@eng.u-hyogo.ac.jp

電気電子情報工学科 電子情報工学コース
電子情報工学専攻 テラヘルツ科学研究グループ

電波と光の間に存在する、最後の未開拓領域と言われているテラヘルツ領域の電磁波の研究を行っています。テラヘルツ波は次世代の超高速・低遅延無線通信(6G, 7G, …)や高機能センシングの実現に必要な基盤技術です。この研究によりサイバー空間とフィジカル空間が高度に融合した未来社会(Society 5.0)の実現に貢献します。教育では学問・研究の面白さを伝え、学生の知的好奇心を刺激する事を心がけています。

革新的テラヘルツ技術の開拓

学べる内容・身に付くスキル

テラヘルツ波の研究を通じて、エレクトロニクス技術とフォトニクス技術の両方を学ぶことができます。ハード(各種計測機器の原理や使い方)からソフト(装置の制御・データ解析・シミュレーション等)まで、汎用的なスキルが習得できます。また、簡潔かつ魅力的なプレゼンテーションを行う力や、基礎となる物理に立ち返って自ら未開拓領域を切り開く力の育成にも力を入れています。

テラヘルツ波は次世代の超高速・低遅延無線通信(6G, 7G, …)や高機能センシングを実現するためのキーテクノロジーです。しかし、テラヘルツ領域はエレクトロニクスの高周波限界かつフォトニクスの低エネルギー限界領域であるため、従来技術の延長が通用しません。この研究では既存の枠組みにとらわれない新しい発想で、小型半導体デバイスによるテラヘルツ波の発生・検出・制御に関する革新的な技術開発を行います。

テラヘルツ波応用

学べる内容・身に付くスキル

テラヘルツ波の研究を通じて、エレクトロニクス技術とフォトニクス技術の両方を学ぶことができます。ハード(各種計測機器の原理や使い方)からソフト(装置の制御・データ解析・シミュレーション等)まで、汎用的なスキルが習得できます。また、簡潔かつ魅力的なプレゼンテーションを行う力や、基礎となる物理に立ち返って自ら未開拓領域を切り開く力の育成にも力を入れています。

テラヘルツ波は高い透過性がありながら被曝の心配がなく、かつ指紋スペクトルを用いた物質特定が可能であるなど、多くの優れた特徴があります。これらの特徴を生かし、今まで見えなかった情報を可視化することで、従来技術では解決不可能であった社会課題の解決に取り組みます。対象となり得るのは、非破壊・非接触な異物検査、指紋スペクトルによる危険物質の探知、微細モーション検知など多岐にわたります。この研究を通じて安心・安全な社会の実現に貢献することを目指しています。