石澤 秀紘Hidehiro Ishizawa

助教|博士(工学)

[mail] ishizawa@eng.u-hyogo.ac.jp

応用化学工学科 応用化学コース
応用化学専攻 生物機能工学研究グループ

主に生物工学・生化学に関する学生実験を担当しており、初学者にも面白さが伝わるような、具体例を交えた説明を心掛けています。研究では、様々な植物や微生物を扱い、それらを活用した環境技術の開発を行っています。植物や微生物の気持ち(実際に心があるわけではないですが)を想像し、どうすればもっと仲良くなれるかを日々考えています。

植物ー微生物共生を活用した環境バイオテクノロジー

学べる内容・身に付くスキル

様々な植物・微生物の取り扱いを通じて生物化学研究の基礎技術を学べるほか、環境・エネルギー問題への知識を身につけられます。

植物の根や葉には多様な微生物が共生しており、こうした共生微生物の一部は植物の健康や生育速度に大きな影響を及ぼしています。本研究では、このような植物と微生物の共生関係を人為的にデザインすることで、植物の栽培を効率化する技術を開発しています。特に、高等植物の中で最大のバイオマス生産速度を誇るウキクサを研究対象とし、持続可能なバイオ資源生産への応用を目指しています。

微生物コミュニティの機能解析と工学的制御

学べる内容・身に付くスキル

複雑なデータを解析する統計学・プログラミングや、3Dプリンターを使用した実験ツールの開発を体験することができます。

微生物は様々な種が寄り集まった集団(コミュニティ)として生活しており、その機能は農業や食品製造、排水処理といった幅広い産業で活用されています。本研究では、生態学・分析化学・情報学といった様々なアプローチを駆使して、1つ1つの微生物種が個性が、どのようにコミュニティ全体の性質を決定しているかを解析しています。複雑な微生物コミュニティの動態を理解し、その機能の設計・制御を可能とすることで、様々なバイオテクノロジーの発展に貢献することができます。