表題 内容 構成員
新構造太陽電池素子の開発
 現在使われている薄膜太陽電池は発電効率を低下させるさまざまな要因を保有している。
 その要因の中で発電により発生した電子が正孔と再結合することによる損失はおよそ20%程度だといわれている。
 この新構造薄膜太陽電池は従来の太陽電池の側面にMOS構造を持っている。
 側面の電極に電圧をかけることにより発生した電界により発電によって発生した電子を正孔と再結合する前に集めることで、正孔との再結合を抑制する。
小林(D3)
若宮(M1)
トンネル効果TFTの動作確認
 TFT(薄膜トランジスタ)においてゲートオフ時におけるリーク電流が待機電力の増加を引き起こしているといわれている。
 そこで、この研究テーマはこの問題を解決するために、チャンネル形成領域の両端にトンネリング誘電薄膜を持ったTFTを考案・提唱し、現在その動作確認を行っている。
小林(D3)
軟X線照射結晶化法の解明
(電子励起・原子移動と
フォノンの励起)
 a-Siの結晶化は一般的に高温状態においてのみ成立する。
 しかしこのテーマでは低温状態でフォノンを励起、結晶化を起こそうというものであり、最終的には室温下での結晶化を目指している。
 特にNewSUBARUの短尺アンジュレータ光源を用いた高輝度軟X線照射による半導体膜中の各原子の移動により、結晶の元となる核を作ることで低温での結晶化を実現しようと試みている。
丸山(M2)
草壁(M1)
有機TFT、グラフェンの動作原理
 近年軽く、柔軟なフレキシブルディスプレイの開発が期待されており、有機薄膜トランジスタ(OTFT)は、そのスイッチング素子として研究されている。本研究では、原子状水素アニールを用いたOTFTの作製による微細化、薄膜化と、極薄膜化に伴う量子効果の考察を目的としている。原子状水素アニールとは、真空中に加熱触媒体を設置し、そこにH2ガスを吹き付けて水素原子としてサンプルに照射することである。原子状水素が有機物を還元することを利用して、有機半導体膜のエッチングと、不要なレジストの剥離を行う。また、本研究室による実験で、OTFTの極薄膜化に伴い電気特性の向上が見られたため、原子状水素を用いて極薄OTFTを作製し、量子効果を考察する。
堀内
浅接合形成技術
 トランジスタを動作させるために必要なイオン注入した後の活性化処理を熱を用いて行なうと拡散が起こり 、微細な寸法通りにイオンを制御できない。本研究室では放射光を用いて熱と原子振動を用いて低温活性化を試みる。
小林(D3)
DNA電気特性とトランジスタ
 DNAは絶縁体に近い半導体であると共に自己組織化によってナノ構造体を形成することが知られている。これを利用してDNA修飾電極を作製し、トランジスタに利用するためにDNAの電気特性について検討する。
前野(M2)
中村(M1)