光触媒は、バンドギャップエネルギー以上のエネルギーをもつ光を照射することにより強い酸化力を発現し、有機有害物質の分解に有効といわれています。光触媒の中で最も注目されている酸化チタン(TiO2)は、紫外領域である約400cm-1の光を吸収し強い酸化力を有するホールと還元力を有する自由電子を形成し非常に高い触媒活性を得ることができます。当研究室では、このような酸化チタンの光触媒としての機能を利用し、近年注目を集める色素増感型太陽電池や透明電極への応用を目指した研究をおこなっています。