動力工学研究グループ
     音響・振動班 振動組


メンバー(2005年度)

清水 匠平(M2) 補助空気室付きローリングシール型空気ばねに関する研究

西村 篤史(M1) 有限差分法を用いた流れ解析によるオイルダンパ減衰特性に関する研究

吉田 直史(B4) 補助空気室付きローリングシール型空気ばねに関する研究



スケジュール(2005年度)

後期

 3講座ゼミ       金曜日 14:40〜

前期

 力学勉強会       火曜日 16:20〜

 数値解析輪講      木曜日 

 音響・振動ミーティング 金曜日 13:00〜



研究テーマ


粘弾性減衰のモデル化に関する研究


工事中

流体減衰器の設計と動吸振器への適用

 機械装置や建築構造物などには、必ずと言っていいほど振動が伴います。このような振動を防止・抑制することは、機械構造物本来の性能を発揮する上で必要になります。
 振動を抑制するための減衰器として、磁気ダンパ,オイルダンパ,空気ダンパなどがありますが、一般に広く用いられているのはオイルダンパです。オイルダンパは、小型軽量で大きな減衰を得ることができる反面、作動流体が油であるため保守管理が困難であり、取り付け姿勢も制限されることに加え、温度変化によって減衰特性が変化するという欠点があります。
 一方、空気ダンパは、作動流体が空気であるので、減衰力の温度依存性が非常に小さく、保守管理も容易であり、取り付け姿勢も選ばないなどの長所を持っています。
 空気による減衰力を利用した他の減衰器に「空気ばね」というものがあります。「空気ばね」は空気を弾性膜に封入し、空気の弾性を利用したばねで、例としてはタイヤがその代表です。この空気ばねに補助タンクを付設し、その間に空気の通るオリフィス(絞り)を設けたものが、今回研究する「補助空気室付きローリングシール型空気ばね」であります。
 この「補助空気室付きローリングシール型空気ばね」の性質を理論解析し、ばね定数や減衰係数を導きます。そして、実際の実験結果と比べて確認を行います。

振動制御


    (図:清水)

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