第13回音響振動国際会議 
13th International Congress on Sound and Vibration, Vienna, Austria





会場のウィーン工科大
日曜なので人いない
シェーンブルン宮殿
シェーンブルン宮殿庭前の丘.へとへと





シュテファン寺院
王宮.ここでウェルカムセレモニー
会場の様子
ウィーン工科大オーケストラの歓迎





モーツアルトの像
なぜか近くにゲーテの像も・・
バンケットは市庁舎
バンケットの余興(トルコ行進曲)





ミュージックフェライン
世界一音が良いホール
この像の反響が良いという説もある
感激のあまり記念撮影





ホール前でも撮影
美術史美術館
あまり気に入った展示無し
帰りの飛行機でみた日の入り(ロシア上空)



ミュージックフェラインでのダブルブッキング事件(手記より)

夜はミュージックフェラインでのコンサートを予約していた.
1時間前にチケットオフィッスへいき,チケットを受け取る.
このとき,チケットオフィッスへの行き方が分からなかったのか,表で並んでいた人たちもしばらくして列に加わる.
日本人の婦人2名がどんどんと先頭まで割り込んでいって,日本語で,”あたしらは1時間以上前から前で並んでいたのに団体さんと一緒にされるなんてたまったもんではないわ”と言いながらずんずんと割り込んでいく.
世界から来た人々にため息をつかせていた.

 チケットを受け取り,席に着く.
前から9番目の真ん中でなかなか音も良さそうな席である.
しばらくすると,ホールのオッサンがやってきて,チケットを見せろと言う.
チケットを見せると,同じ席の人たちがいる.
そして,我々のチケットが1ヶ月前のものだという.
確かに確認すると月が7月ではなく6月になっている.
”空いている席があれば何とかしてやるから,しばらく待っていろ”というので,”高額なチケットを買わせておいてその様な方法は納得できない”と猛然と抗議するが,このオッサンは英語が苦手らしく,近くのねいさんを助けに呼ぶ.
ネイサンはにっこりとほほえみながら,”もう満席ですね.申し訳ありません.”と同情のかけらも見せず,むしろざまあみろと言った様子である.
日本人が抗議をするのが珍しかったからであろう.
これは一種の詐欺行為である.
チケットオフィスに抗議しに行くことにした.
”チケットオフィッスに行ってもどうにもなりませんよ”とネイサンは言っているが,黙殺して,さっさとその場を去る.
ネイサンたちを相手にしている方がどうにもならない.
責任者と会わなければいけない.
チケットオフィッスには開演直前というのにまだ人々が並んでいる.
その列に加わり,チケットオフィッスに事情を話す,
そうすると引き替えのときに渡した受取書を出してくれて,その日付を確認すると,7/5になっていた.
これを確認するまではこっちの手違いもあったのかと少し弱気であったが,ここでホールのミスであると言うことが明らかになったので,俄然強気になる.
ここでも抗議をすると,責任者とその秘書みたいな人がすっ飛んでくる.
私以外にも被害者がいて,ドイツ人らしい老夫婦である.
おばあさんの方が頭が割れるような抗議を永遠とし始める.
秘書が”先ほどの席よりさらに良い席を用意しました.ついてきて下さい.”と2階のバルコニー席に案内される.
しかし演奏は始まっているので,小休止までしばらく待たされる.
 バルコニー席ではちょうど指揮者の上でのぞき込むと演奏を上から全て眺めることができる.
 ここでしばらく楽しむが,横のおばあさんはその席が気に入らないらしく出たり入ったりしている.
 私は演奏を楽しむことに専念する.
 中休みになるとまた秘書の人が現れて,”1階の席で良い席の空きがあるけど,いかかでしょうか?バルコニー席でも良蹴ればそのままでも良いですよ.”と言ってくれる.
 1階でも音を聞いてみたいと下に移ることにした.真ん中の前から12番目ぐらいの席で前が通路になっている.
 これは良いと思っていると,横のおばあさんが”友人をここに呼ぶからあんたの席はないわよ”とふざけたことを言っている.
 私はおばあさんも同じ被害者と思って連帯感を持っていた.そこでおばあさんに先に席を選ばしたりする親切心も示したが,それにつけいってきているような気がした.
 しかし,おばあさんに直接抗議するのもかわいそうに思い,秘書に”おばあさんが友人を呼ぶと言っているから席がまたなくなった”とつげると,秘書はおばあさんに”友人の分はこちらのミスではないので移動できません.バルコニーで良ければ友人と見ることができます”というとおばあさんは諦めたようだ.
 後半の演奏も楽しく過ごすことができた.トラブルもそれなりに楽しむことができたと考えている.最初は少し頭に来たけど,席をもらって演奏を聴く内にそれも忘れていって,充分に楽しむことができた.


担当はsiでした

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