動力工学研究グループ

石光 俊介(広島市立大学 准教授)柴谷 直明(M2) 適応フィードフォワード制御における収束特性の比較と船内騒音制御への適用
荒井 貴行(M1) オーディオ用アルミ・鋳鉄合金インシュレータの開発
高見 健治(M1) 自動車走行音のサウンドデザインに関する基礎的検討
西川 裕美 (B4) 船内騒音適応制御システムの検討
中山 仁史 (D1) 体内伝導認識を用いた発声障害者支援システムの開発小田 康平 (B4) 体内伝道認識を用いた発声障害者支援システムの開発
小田 虎士 (B4) 聴感印象の客観的評価に関する研究
鎌田 裕司 (B4) 室内伝達関数と聴感印象の関係について
山本 学 (B4) 自動二輪車加速時の客観的評価に関する研究

現在,車内音は静けさだけではなく,音環境としての快適さが追求されるようになってきました.
これをサウンドデザインといっています.
車内音をサウンドデザインするためには騒音がどこから来るかを考える必要があります.
特に加速時にはエンジンの音が支配的になりますので,エンジンのどの音が車室内にやってきているのかをとらえてあげないとサウンドデザインに貢献できません.
この研究はエンジン音の内,吸気音にスポットを当てて,それと車内音の関係を簡易的に計測する方法の提案とどのようにすれば快適な音になるかを聴感実験を行いました.
結果的には
・この簡易的な方法は従来の手間のかかる方法に取って代わることができそうであること
・聴感実験により高級感やスポーティ感などの印象が加速時の時間変化に関連しそうであること
がわかりました.
この研究はこの秋にヨーロッパで行われた車内信号処理の国際会議でも好評を博しました.
Study on Noise Source Contribution of Accelerating cars and its Audibility Evaluations S.Ishimitsu, the 2005 Biennial on DSP for in-Vehicle and Mobile Systems, pp.1-5, Sesimbra, Portugal, September 2-3, 2005
2005.9.15
オーディオシステムなどにおける聴感印象に即した計測方法として,再現性に優れた静的計測が主として行われており,動的な特性を計測する方法についてはまだ確立していません.そこでその指標として,非定常信号解析方法により音質差を表現する”動的”評価手法について検討し,聴感印象との関連についての調査を行っています.
オーディオを大音量で聞ける試聴室を2005年度建立しました.
ICFを使って,健常者と痴呆者から計測された脳波の瞬時相関解析による痴呆診断を試みています.その結果,おおむね定性的にも定量的にも共に痴呆の判別ができる可能性を示すことができました.(”実信号をAWに適用したウェーブレットによる脳波解析”日本機械学会論文集,70-694, C,pp.1795-1801,(2004.6))
車も騒音対策はエンジンやその伝搬経路についての物理的なものが主流ですが,最近,HONDAでアクティブノイズコントロールと使った乗用車も出始めました.
これは自動車だけではなく,船でも同様です.
これは非常にコストもかかるし、振動伝搬経路の緻密な調査が必要でした。
たとえば,船の場合ですと,船内全てを物理的に対策しなくても人間の居室のみを対象とし、デジタル信号処理によりその空間で騒音と逆相の音を作り出し、耳障りな音を人がいる場所だけ消せばいいです.
車の場合だと運転者の座る場所は決まっているわけでから,そこを中心に考えればいいことになります.
これまでは,本研究室ではあまり居住性について回顧されなかった貨物船や小型船舶に安価で後付けできる装置として検討してきました.
主として,騒音下での音声認識を対象としています.つまり,アイズフリーハンズフリーなインターフェィスとして音声認識が有益な移動体においては騒音は不可避的なものとなり,ノイズロバストなシステムが望まれるからです.F-1の通信システムで使われているマイクを使って,騒音下での認識システムを作 っています.これはunix上でC言語を使って作成してありますので,その使い方を収 得し,音声モデルの作成や補強を行います.昨年は高速話者適応を使ったモデルの適応処理とその効果について検討し,学会賞を取るなどの成果も上げました.
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これは騒音が劣悪な環境でも動作可能な認識システムですので,現在図のような船舶の機関長代行システムの一部として検討しています.
骨導音による認識だけではなく,骨導音の音声品質の向上についても検討しています.
海外との研究者とも交流しています.
(2003年度YME海外派遣報告(5)ードイツ,英国での交流記 石光俊介 日本マリンエンジニアリング学会誌 第39巻第5号 pp.17-20,(2004.5))より