粉砕の高度利用研究会
粉砕は有史以来の非常に古い粉体操作であり、昔から粒子を細かくするためや表面積を増やす目的のために様々な鉱工業で粉砕が行なわれてきました。それに伴い、粉砕産物の粒子径分布や比表面積、粉砕に必要なエネルギーなどに関する多くの研究が行われてきています。しかし、近年,単に粒子径を小さくするだけではなく、粉砕によって粒子に新たな機能性を持たせたり、従来はあまり対象としていなかった生物系有機物の粉砕を行ったりすることに注目が集まってきています。例えば、粉砕機を反応器として用いるメカノケミストリー、バイオ燃料や医薬品、食品などを対象とした生物系有機物の微粉体化とそれによる高効率化や高機能化、さらに粉砕による粒子形状の制御とその応用など新しい粉砕の利用技術が研究され、実用化されてきています。
本研究会では,このような新しい粉砕の展開や利用技術とそのために必要な基礎研究に焦点をあてて講演・見学会などを行います。「粉砕の新しい利用法や粉砕による粒子の高機能化技術」,「新しい利用法や粉砕による粒子の高機能化のために必要な粉砕の基礎研究」を中心課題として,粉砕現象と応用を議論できる場にしたいと考えます。さらに,DEM法によるシミュレーションなど新しい解析方法を使って以前はブラックボックスだった粉砕機内部の解析や可視化が可能になってきていることも踏まえて,粉砕の新たな応用展開から粉砕現象の計測や解析などの基礎的解明までの幅広い内容を建設的に話し合うことにより,『粉砕の新たな展開と高度利用』に対する研究の現状を把握し、さらなる進化を目指したいと考えています。粉砕機や粒子の破壊で悩んでいる技術者や新しい視点で粉砕を検討しようと考えている研究者の皆様方の積極的な参加をお待ち申し上げております。
これまで、新しい視点での粉砕研究を目指す方々を対象として次のような行事を計画あるいは実施してきました。
粉砕の高度利用研究会・開催行事(2010-2011)
2011年12月20日(火):粉砕の高度利用研究会 (食品への応用)を開催
2011年8月9日(月)-10日(火):粉体工学会・第47回夏期シンポジウム
「粉砕の新たな展開と高度利用−粉砕の基礎から新利用技術まで−」を開催
講演・発表プログラム
2010年12月27日(月):粉砕の高度利用研究会 (粉砕の新たな利用法)を開催
粉砕の高度利用研究会への参加希望や研究会へのご質問、ご連絡は世話人の鈴木までお願いします