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教員詳細

浅見 敏彦 [あさみ としひこ]
教授|工学博士
メールアドレス asami@eng.u-hyogo.ac.jp
電話番号    079-267-4841
浅見 敏彦

研究テーマ:
・補助空気室付き空気ばねの特性研究
・線形動吸振器の最適設計条件の探索

 空気ばねは,古くから電車・車のサスペンションや除振テーブルなどに広く用いられている。空気ばねは,金属ばねでは吸収できない微細な振動も遮断できるほかに,高さ調節が容易であるという長所も併せ持つ。このことから,最近では地面から受ける建物の上下方向の振動の免震装置にも使われるようになってきた。ばねで支えられた建物は,重量物が持ち込まれたときに建物全体が傾いてしまうが,空気ばねであれば空気圧を調整することで建物を容易に水平に戻すことができる。
 多くの空気ばねは空気ばね室の他に補助空気室を持っており,そのことによって空気ばね支持系の危険振動数を低減できるというメリットのほかに,振動エネルギーを熱に変えて散逸させるという減衰の機能を付与することができる。ところが,この補助空気室付き空気ばねの特性解析は非常に難しく,未だに満足できる精度でその振動特性を計算できる設計式は得られていない。ただ,ある程度の精度で計算できる式は導かれており,その式を用いれば空気ばねの基本的な設計は可能である。本研究室では,数値解析によってさらに高精度の計算を実現することを目指している。最終的には,試作品を作ることなく,空気ばねの設計が行えるところまで持って行きたいと考えている。

  • 特許機器(株)が販売している空気ばね除振テーブル

    特許機器(株)が販売している空気ばね除振テーブル

  • 構造計画研究所設計の免震建物用空気ばね

    構造計画研究所設計の免震建物用空気ばね