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教員詳細

上浦 尚武 [かみうら なおたけ]
教授|博士(工学)
メールアドレス kamiura@eng.u-hyogo.ac.jp
上浦 尚武

研究テーマ:ソフトコンピューティングに基づく医療情報処理帰還する研究

ソフトコンピューティングとは,人間の感性や感覚に基づく脳内処理を計算機上で実現したものであり,これを応用すれば,従来の一般的計算法では時間がかかり過ぎていた様々な問題を容易に解決できると期待されています.具体的テーマとして,白内障診断支援システムの開発および糖尿病発症潜在的メカニズム解明があります。
 白内障は,水晶体に生じた灰白色のにごりが,物のかすみ・ぼやけ等の症状を引き起こす疾患です.現在,80歳以上の高齢者はほとんど何らかの形で白内障の症状を引き起こしています.超音波白内障手術では白濁水晶体核を除去し,眼内レンズ(IOL)を挿入します.術前に医師はIOLの度数をSRK/T, Holladay,HofferQ,SRK II,Hagisとよばれる計算式のいずれかにより算出しますが,これらの式に同一入力値を与えても,IOL度数は必ず一致するとは限りません.この度数計算が不適切な場合,患者のquality of visionは大きく損なわれます.現在,5式のうちで主に使用されているIOL度数計算式はSRK/T, Holladay,Hagisです.白内障診断支援システムは,自己組織化マップやサポートベクターマシンに基づき,各患者に対してSRK/T,Holladay,Hagisのいずれの計算式が使用されるべきか提言するものです。
 次に,生活習慣病とは,生活態度が要因となって発症する諸疾病で,少子高齢化が急速に進む日本で特にその対策が急務となっています.代表的な生活習慣病はがん,脳血管疾患,心臓病,糖尿病です.我々は,血糖値が病的に高い状態となる糖尿病に着目し,その発症メカニズムをサポートベクターマシンや自己組織化マップ等によって解明することを目的としています.また,ビックデータ処理技術も活用し,研究を推進します.

  • ソフトコンピューティングで医療問題を解決!

    ソフトコンピューティングで医療問題を解決!