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教員詳細

神田 一浩 [かんだ かずひろ]
教授|博士(理学)
メールアドレス kanda@lasti.u-hyogo.ac.jp
神田 一浩

研究テーマ:新しい機能性表面の創製と評価およびその発現メカニズムの解明

 本研究室ではニュースバル放射光施設のビームラインBL05、BL06、BL07Aを利用した軟X線照射と軟X線分光分析を中心に様々なビーム技術を用いて次のようなテーマで研究を行い、明日を拓く科学技術を探索しています。

1) 機能性ダイヤモンドライクカーボン薄膜の物性と構造に関する研究
 ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜は、カーボンを主成分とする硬質被膜で、低摩擦、耐摩耗性、耐食性、生体親和性等の優れた機能的特性、化学的特性等を有するため、金型や切削工具ばかりでなく、自動車部品、電子部品、生活用品など幅広い産業分野において実用化が進んでいます。本研究室では新しい機能性を付与したDLC膜の物性発現のメカニズムを探り、新しい材料科学の知見と新機能性DLC膜の開発を行っています。

2) 軟X線照射を用いた表面改質による機能性素材の創造研究
 軟X線は原子の内殻電子を励起することができるので、特異的な反応を大きい反応断面積を用いて起こすことができます。この反応を利用して産業素材の表面改質を行い、新しい機能を持った素材の開発を行っています。

3) ダイヤモンドライクカーボンの国際標準化と産業分析に関する研究
 軟X線を用いた分光分析はナノテクノロジー、グリーンテクノロジーの進展により、日々重要性を増しています。材料分析を通して「ものつくり産業」の振興に努めていきます。また、ナノテク素材の一つであるダイヤモンドライクカーボンの国際標準化プロジェクトが行われております。ニュースバルのBL-05を用いてこのプロジェクトの中心を担っています。

  • ニュースバルのビームライン群(BL05-07)

    ニュースバルのビームライン群(BL05-07)

  • ダイヤモンドライクカーボン膜の分類

    ダイヤモンドライクカーボン膜の分類