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教員詳細

町田 幸大 [まちだ こうだい]
助教|博士(再生医科学)
メールアドレス machida@eng.u-hyogo.ac.jp
町田 幸大

研究テーマ:真核細胞(ヒト)の分子シャペロンネットワークの解析

 細胞内では分子シャペロンと呼ばれるタンパク質群がネットワークを形成して協奏的に働くことが知られています。その働きは、新規合成ポリペプチド鎖のフォールディング、複合体形成、輸送、リフォールディング、脱凝集などタンパク質の品質管理全般に関わるもので、細胞が正しく機能するためには必須の因子であることが明らかにされています。近年では、細胞の老化や過度のストレスの蓄積により分子シャペロンのネットワークが崩壊すると、細胞の恒常性維持に関わる個々のタンパク質の機能不全(機能バランスの不均衡化)が生じ、代謝系の異常、腫瘍の進展、神経変性疾患や心血管障害など、さまざま病気の症状が進行すると考えられるようにもなっています。そこで私は、ヒトの分子シャペロンネットワークがどのように機能しているかを明らかにすることができれば、特定の疾患の診断、あるいは予防、治療法の発展に貢献できると考え、ヒトの新生鎖のフォールディングに関与する分子シャペロンネットワークの機能解析を進めています。具体的には、ヒトのタンパク質合成に関わる因子群(Ribosome、eEF1s、eEF2、eRFs、ARSs、tRNAs)を精製し試験管内で再構成したin vitroタンパク質合成システムを構築し、これに精製したヒトの分子シャペロン(RAC、NAC、HSP40、HSC70、HSP110、TRiC)を様々な組み合わせで添加することで、合成される新生鎖のフォールディング効率がどのように変化するのかを解析しています。

  • 新生鎖のフォールディングと分子シャペロン

    新生鎖のフォールディングと分子シャペロン

  • 実験の概要

    実験の概要