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教員詳細

森 英喜 [もり ひでのぶ]
助教|博士(工学)
メールアドレス mori@eng.u-hyogo.ac.jp
内海 裕一

研究テーマ:熱電変換デバイスの高効率化に関する研究

 エネルギー資源の大部分を輸入に頼る日本にとって、省エネルギー技術の向上が重要である。しかしながら、石油や天然ガスなどの一次エネルギーの利用効率は35%程度といわれており、残りは排熱として廃棄されていることから、排熱の有効利用が求められている。排熱の有効利用の1つとして、熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換できる熱電変換技術がある。熱電変換とは、温度差から電気エネルギーを直接取り出すゼーベック効果を利用している。しかしながら、既存の熱電変換材料には合金材料が使用されており、耐熱性が低い、人体や環境に有害な材料で構成されている、柔軟性や成形性に乏しい、変換効率が低いなどの問題があり、試験的な導入に限られている。
 既存の熱電変換材料が持つ問題を解決するため、酸化物を用いた熱電材料と導電性高分子を用いた熱電材料に注目して研究を行っている。酸化物を用いた熱電材料は、高い耐熱性を持ち、比較的無害な材料で構成されることから、特に高温領域での利用が期待される。一方、導電性高分子を用いた熱電材料は、柔軟性や成形性に優位性を持つことから、設置条件の緩和が期待される。しかしながら、現時点では、酸化物及び導電性高分子を用いた熱電材料の変換効率は既存の熱電変換材料と比較して低いことから、変換効率の向上を目指した研究を行っている。

  • ZnOを用いた酸化物熱電材料

    ZnOを用いた酸化物熱電材料

  • 導電性高分子を用いた熱電材料

    導電性高分子を用いた熱電材料