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教員詳細

村松 康司 [むらまつ やすじ]
教授|博士(理学)
メールアドレス murama@eng.u-hyogo.ac.jp
村松 康司

研究テーマ:放射光軟X線分析技術の開発と分析応用研究

 21世紀社会を支える材料の開発には原子・分子・電子レベルで解析することが必要である。この先端分析技術の開発をめざして,シンクロトロン放射光を用いた軟X線分析技術の先端化を進めている。そのため,本学のNewSUBARUやSPring-8,さらにはLawrence Berekeley National Laboratory(米国)のAdvanced Light Sourece 等の放射光施設において,新規な軟X分光計測技術を開発し様々な材料の分析に展開している。特にNewSUBARUにおいては,高度研と共同してビームラインBL10の軟X線分析環境を整備し(図1),学内外ユーザーからの軟X線吸収・反射率分析の要望に応えている。併せて量子力学手法による軟X線スペクトルの理論解析技術の高度化にも取り組み(図2),実験から理論まで一貫した軟X線分析技術を保有するのが我々の強みである。これまでに,黒鉛系材料(カーボンブラック,炭素繊維,炭素複合材料)やダイヤモンド系材料(ダイヤモンドライクカーボン,ダイヤモンド半導体,ナノダイヤモンド)などの炭素材料の他,有機材料,ゴム,オイル,セラミックス,軽金属材料,粉体材料などを対象とした物性基礎研究と分析応用研究を行ってきた。放射光軟X線分析研究と材料物性研究などの学術面でのアウトプットは勿論のこと,企業等との連携による工業材料の分析を通して,産業界へのアウトプットの創出に努めている。

  • ニュースバルBL10の軟X線分析システム

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  • グラフェンモデルC96H24の静電ポテンシャル

    グラフェンモデルC96H24の静電ポテンシャル