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教員詳細

本多 信一 [ほんだ しんいち]
教授|工学博士
メールアドレス s-honda@eng.u-hyogo.ac.jp
本多 信一

研究テーマ:機能性ナノ材料の創製とデバイス応用

 フラーレン(1996年 ノーベル化学賞)、カーボンナノチューブ(1991年 日本人の飯島先生が発見)、グラフェン(2010年 ノーベル物理学賞)、ナノダイヤモンドに代表されるナノカーボン材料は、目には見えない極微のスケール(nm: ナノメートル(10^-9 m))を有し、100%炭素で構成され、そして特異な性質をもっている。例えば、カーボンナノチューブでは、構造の違いにより、金属になったり、半導体になったりする。このような極めて独特な性質から、新しい産業創出のための重要な材料と考えられている。
 新しい産業創出に向けて、ナノカーボン材料の合成技術の研究開発を進めている。
写真1は合成された神経細胞のようなカーボンナノチューブである。写真2はグラフェンでできた極薄透明シートの断面である。また、開発された合成技術により高度に特性が制御されたナノカーボン材料を用いた製品の試作も行っている。
 一方で、基礎研究になるが、そのようなナノカーボン材料とイオン、光子等の量子との相互作用について調べている。つまり量子をナノカーボン材料に衝突させたときに生じる現象については、
多くの部分で未解明である。そこで、光を利用した評価方法を用いて、その現象の解明を進めている。同時に、量子の衝突条件を制御して、ナノカーボン材料の性質を変える試みも行っている。量子と固体との相互作用に関する研究ついての詳細な説明については、同研究グループの関岡先生の研究内容(紹介)をご参照下さい。

  • 神経細胞のようなカーボンナノチューブ

    神経細胞のようなカーボンナノチューブ

  • グラフェンでできた極薄透明シート

    グラフェンでできた極薄透明シート