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教員詳細

阪本 卓也 [さかもと たくや]
准教授|京都大学博士(情報学)
阪本 卓也

研究テーマ:電波による人体の高精度計測技術・レーダによる人体の超高分解能イメージング・電波による遠隔生体計測技術

 私たちのグループでは電波を使った高精度・高分解能人体測定技術の開発を行っています。カメラを使わずに電波だけで人体の位置・運動・姿勢・行動を高精度に測定する超高精度レーダイメージング技術はプライバシーが気になる場所での人体の可視化を可能にします。さらに、電波を使って呼吸・心拍を高精度に測定できるワイヤレス生体計測技術は非接触で健康状態やストレスなどの精神状態を高精度に測定することができます。レーダを使ったジェスチャ認識技術を使えばカメラレスかつ遠隔でのマンマシンインターフェースを実現します。さらに、個人に特有の特徴をレーダ反射波から抽出し、レーダ信号処理と人工知能技術を応用することで個人の識別や異常行動の検出を高精度に実現できます。
 こうした技術により、私たちの社会の様々な場面をワイヤレスセンサーがやさしく見守る社会が実現されます。電波を使えばカメラと違ってプライバシーの心配もなく、疾患や事故を即座に検出して救助することができます。レーダイメージング技術を使えば歩行者の隠し持つ武器等の隠匿物を検出することもでき、テロや犯罪の防止にも役立ちます。建物や家屋に関係者以外が立ち入った場合、個人に特有の生体情報を電波で計測することで即座にセキュリティに通報することが可能です。このように私たちは計測工学に情報工学や医学を融合させた先進的な信号処理技術の開発により、社会の安全や医療の発展を目指したプロジェクトを進めています。

  • 人体模型を使ったレーダ測定の様子

    人体模型を使ったレーダ測定の様子

  • レーダを使ってイメージングされた人体模型

    レーダを使ってイメージングされた人体模型