学部・研究科案内

電子物理研究グループ

専攻 電気物性工学専攻
参加者 氏名 職名 専門分野
中村 龍哉 教授 固体物理学、磁性工学
岡 好浩 准教授 プラズマ工学
     
     
     
教育・研究の概要

 振動波動論、量子力学、電気回路演習、電気系数学、磁性工学、量子物性論、蓄電デバイス工学、計測工学などの基礎的な教育を行っています。リチウムイオン伝導性を有した遷移金属化合物の低温磁性と電気化学特性などの研究をしています。

主な研究テーマ(1) タイトル

遷移金属酸化物の磁性・電気化学特性

説明

 遷移金属酸化物は、遷移金属イオンの電子状態を反映した物性を示します。なかでも、高原子価の遷移金属イオンは特異な磁気的性質を示し、その化合物は、リチウムイオン二次電池の正極材料に用いることができます。高原子価の遷移金属イオンを含んだ酸化物の結晶構造、低温での磁気的な振る舞いとあわせて、リチウムイオン二次電池としての性能を研究しています。

主な研究テーマ(2) タイトル

全固体電池に向けた正極の研究

説明

 従来の蓄電池の性能を凌駕する革新的な次世代蓄電池の一つとして全固体電池が注目されています。固体電池系でしか扱うことができない高電圧正極、酸化物固体電解質と正極の界面をいかにして構築するかなど、電池の性能のほぼすべてを支配する正極サイドから研究しています。

主な研究テーマ(3) タイトル

リチウムイオン電池へのプラズマ応用

説明

 様々なプラズマ技術をリチウムイオン電池に応用する研究をしています。プラズマイオン注入成膜法を用いて作製したDLC膜、液中プラズマを用いて作製したカーボン懸濁液を正極製造工程に導入し、電池の性能を向上させる研究をしています。RFマグネトロンスパッタ法を用いた薄膜電池の作製、プラズマ溶射による正極の作製にも取り組んでいます。

応用分野

 リチウムイオン伝導性遷移金属化合物:リチウムイオン電池の電極物質 酸化物ソフト磁性体:電波吸収体、チップインダクタ-等の電子部品 DLC膜:リチウムイオン電池電極の保護膜、摺動部品、金型など キャビテーションプラズマ:疎水性粉体の水分散、ナノ粒子作製、溶液の殺菌・滅菌・除菌など

技術相談、共同研究等の可能な分野

[中村]
 リチウムイオン電池の正極材料、磁性体全般
[岡]
 プラズマイオン注入成膜法、DLC膜、液中プラズマ(キャビテーションプラズマ)、疎水性粉体の水分散、プラズマ溶射、それらのリチウムイオン電池への応用