機械はあらゆる工業生産の基盤技術であり、現代社会では機械無しの「ものづくり」は考えることができません。機械工学コースでは、人にやさしい21世紀のヒューマン・エンジニアリングの担い手として、他の分野の専門技術と有機的に結びつきながら次世代のニーズに柔軟に応えられる機械技術者・研究者を育成することを目標にしています。そのために、まず自然現象の解明に不可欠な力、流れ、熱の原理を踏まえながら、現代の機械文明の中核をなす機械の設計、生産に関する基礎科目を実験・実習を充実させた体系的なカリキュラムによって教育します。さらに、機械技術と情報・エレクトロニクス技術を融合したメカトロニクスに対応し得る能力を身につけさせるため、制御工学、生産システム工学、マイクロテクノロジー、自動制御、ロボット工学、コンピュータ工学等を加えた教育を行っています。
1~2年次に「専門基礎科目」の「選択Ⅰ」、「選択Ⅱ」および「実践基礎科目」の枠内で、機械工学を学ぶための基礎となる数学と物理を身につけさせる。これらに引き続いて、2年次以降の「専門基礎科目」の「必修」および「選択Ⅰ」の開講科目によって、機械工学の基礎を固めさせる。3年次には、主に「専門基礎科目」の「選択Ⅰ」および「選択Ⅱ」の開講科目でより専門性の高い機械工学の知識を習得させ、4年次で実施する卒業研究で実践できるようにしている。1~4年次に渡って実験・実習・演習科目を充実させており、特に機械基礎科目については演習科目を並行して開講し応用力を養わせている。また、機械工作実習および設計製図を充実させ、ものづくり教育を強化している。
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