近年、新エネルギー、宇宙開発、高度情報化、環境、生命・バイオ等の新技術の研究・開発がしのぎを削っているが、それらの技術には必ず魅力的な「新材料」が基礎を成している。材料と素子は車の両輪であり、切り離す事はできない。以上を鑑み、本コースは創造性・独創性・国際性豊かな21世紀型の材料工学関する技術者・研究者の養成を目指す。鉄鋼・非鉄材料、電子材料、生体材料、自動車用材料等の「形あるもの」全てに適用される各種、新機能材料について、理論構築から始り、加工・創製・物性評価、解析を行い得る、課題探求型能力を身につけた人材を育成する為の教育、研究指導を行います。
1年次には、主に「専門基礎科目」の「選択Ⅰ」、「選択Ⅱ」および「実践基礎科目」として、数学、物理科目を開講している。2年次には、引続き数学、物理科目とともに、主に「専門教育科目」の「必修」として、材料基礎科目を開講している。3年次には、主に「専門教育科目」の「必修」および「選択」として、より専門性の高い材料専門科目を開講している。4年次には、主に卒業研究を実施している。1年次~4年次に渡り、機械工作実習、設計製図、材料工学実験といった実験・実習・演習科目を充実させている。機械コースとの共通科目で機械工学の基礎を身につけたうえで、材料工学実験や専門科目の習得を通じて材料工学の専門を深めるとともに、放射光工学の基礎も学ぶことができる。
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