講義では学生の理解度を把握するために双方向性を意識して授業進行を行います。研究では主に医工学に関連する研究をしています。その中でも医師・看護師・理学療法士等が行う診断・手術・作業を支援または代替するような知的なシステムの開発を行っています。これに由来して研究グループの名称を決めました。
装置開発においてはカメラや慣性センサ等を用います。これらの開発にはマイコンを用いるので組込システムの技術が身に付きます。 解析プログラムにおいては機械学習を用いて動作の分類を行うため、動作データに対する機械学習の技術が身に付きます。
カメラや慣性センサを用いて、動作を評価するシステムの開発を行います。通常の歩行パターンを機械学習し、そのパターンから外れると点数が低下していくスコアリングシステムを開発します。筋力が低下した患者さんに対してトレーニングを行いますが、スコアリングはその動機付けに繋がります。
画像内における関心のある領域を自動認識することができる機械学習を含めた情報処理技術が身に付きます。
一例として手術場における器械の自動認識の開発を行います。カメラで撮影した画像内で物体を特定し、プロジェクションマッピングによって現実空間で強調表示します。手術場では多くの器械があり、それらを執刀医に手渡しする作業を「器械出し」と呼びます。器械出しの作業を支援することで、看護師の負担が軽減されます。