高校の数学・物理からの接続を大事に考え,これまでの基礎知識の上に高度な理論を構築していくことに注力しています。研究では,熱を持った流体の流れをシミュレーションや非接触計測を行い,熱を利用した工学機器の開発に邁進しています。
高度なコンピュータシミュレーションのプログラミングを行うことに加え,レーザによる流れの可視化やサーモグラフィーを併用した速度,温度計測により,社会へ出てからも先頭を走ることのできる技術が身に着けられます。
電気自動車が広く使用されるようになってきましたが,車内の快適な環境を維持するためにはエアコンが不可欠です。しかし,バッテリーの容量には制限があるため,走行のために使う電力の次に大きな電力を使用するエアコンを如何に省エネルギー化するかが環境に配慮した車づくりに欠かせません。その高性能化のために,流れの可視化とコンピュータによる性能予測を行っています。
ロボット製作で3Dプリンターをマスターでき,生物の動きを計測することでモーションキャプチャをマスターでき,コンピューターのスキルがアップします。
生物の運動は,その進化過程でおかれた環境に最適化されています。そのため,非常に効率のいい動きをしています.そこで,昆虫の飛行や魚類の遊泳を観測し,それを応用した生物模倣機械を製作し,エネルギー効率の良いロボット製作に供する設計データーを作成することを目的とした研究です。当然,生物の飼育をしなければいけないので,機械だけでなく生き物が好きな人にお薦めです。