内海 裕一Yuuichi Utsumi

教授|博士(工学)

[mail] utsumi@lasti.u-hyogo.ac.jp

機械・材料工学科 機械工学コース
材料・放射光工学専攻 ナノマイクロシステム研究グループ

本研究グループの主要研究テーマの対象であるナノマイクロシステムは、その代表的なものとしてセンサやアクチュエータとしてあらゆる精密機器や通信端末の主要機能を担っています。講義ではシステムの構成や動作原理、機能の統合、適用分野等について様々な理工学的な見地から分かりやすく紹介し、実習や卒研、修士・博士においては実際に自分で設計・製作できるレベルまでのスキルを身に付ける事ができます。

簡便で迅速かつ高感度な小型POCT機器の開発

学べる内容・身に付くスキル

マイクロ分析システムの原理と設計・作製方法並びに抗体固定化や抗原反応などの生化学操作が学べます。具体的にはMEMSによる微細構造設計・製造技術、分析の為の連続化学操作などが身に付けられます。これらは医療機器会社の研究開発にも必須のものであり、就活においても有利に働きます。

簡便で高感度な小型POCT(臨床現場即時検査)機器の開発を行っています。特に放射光を用いた微細加工で作製したマイクロ化学システムは3次元的な流体ネットワークを実現することが可能で、複雑な逐次的単位化学操作のプロトコルを高度に集積化でき、少量のサンプル・試薬で多項目多検体の迅速な自動検査システムが実現できます。このシステムは医療分野や地球環境・工業生産、食品検疫分野等の微量分析において網羅的系統的な解析が必要とされる分野において革新的な進展をもたらします。

簡便で迅速かつ高感度な小型POCT機器の開発

学べる内容・身に付くスキル

マイクロ分析システムの原理と設計・作製方法並びに抗体固定化や抗原反応などの生化学操作が学べます。具体的にはMEMSによる微細構造設計・製造技術、分析の為の連続化学操作などが身に付けられます。これらは医療機器会社の研究開発にも必須のものであり、就活においても有利に働きます。

マイクロ化学システムとマイクロ波導波路を結合したマイクロ波化学システム、そして3Dプリンターと放射光微細加工による3次元集積技術を用いて、
医薬標的化合物の合成とハイスループット(HTS)なスクリーニング操作を同時に行えるコンビナトリアル統合システムを提案・開発しています。これを実現することによって、これまで新薬開発に20年以上かかってきた長い年月と1000億円以上の膨大な費用を大幅に短縮・縮小することができ、新薬開発を加速することができます。これにより感染症や悪性腫瘍などの治療薬の開発を飛躍的に進めることが期待されます。