〒671-2280
兵庫県姫路市
書写2167
兵庫県立大学
大学院工学研究科
物質系工学専攻
合成バイオ部門
有機G(川瀬研)
(A) 曲面状に共役した分子の構築
安定な円筒状の共役化合物[6]CPPAの合成を初めて達成した。この分子はフラーレン類と非常に安定な錯体を形成し、 さらに、多様な円筒状の共役化合物(カーボンナノリング)の設計・合成へと発展した。それらの物性・超分子化学的性
質を調べることで曲面状の共役系の特性を明らかにした。合成有機分子による初めての三層錯体を構築した。
今後、さらに曲がった共役系をもつグラフェンやカーボンナノチューブの断片を合成し、それらの機能開拓を検討する。
関連する最近の論文
[6]CPPAとヘキサメチルベンゼン(左図)、フラーレン誘導体との錯体の結晶構造解析 (中央図)、およびC60・[6]CPPA・[9]CPPA三層錯体の構造(右図)