
添加物を含まない着色ガラスの再利用技術
概略
近年、資源循環型社会を目指して、ガラスのリサイクル意識が強まってきている。様々な添加物によって着色されたガラスは、リサイクルするのが困難であるためビール瓶等を除いてほぼ全て廃棄処分されており、様々な環境問題を引き起こしている。そこで着色ガラスをリサイクルする研究が注目されている。無色のガラスにX線等の高エネルギー電磁波を照射して非架橋酸素を生成することにより、それが着色の要因になると考えられている。着色させるための添加物を必要としないため、使用済みガラスを廃棄することなく、また着色されたものは250℃程度の加熱により無色になるため、現在環境に優しいこのリサイクル技術が実用化されようとしている。
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X線照射前 |
X線照射後 |
250℃加熱後 |
Key Words : 着色ガラス、非架橋酸素
利用用途 : 着色ガラスのリサイクル