流体計測研究室

R7年度 卒業研究テーマ 特設ページ

テーマ1 ブルーカーボンに関する研究(増やせ、海の森!)担当:伊藤 配属学生:1~3名

海草や海藻は海中でCO2を吸収します。このようにして貯留される炭素を「ブルーカーボン」といいます。ブルーカーボンは地球温暖化対策として世界中で注目されており、活発な研究が進められています。本研究は、光合成生物の栄養培地を新規に開発し、海洋生物の成長を促進する研究を行います。環境問題への意識の高い学生さんに適しています。就職先として化学のほか、生物や環境まで分野が広がります。(画像は海洋藻類の培養風景です)

テーマ2 エマルションの迅速物性評価(未来の食品・化粧品開発を支える)担当:伊藤 配属学生:1~3名

化粧品や食品によく用いられるエマルションは、複雑な粘性特性を持っており、測定が難しい物質です。この研究は、AIによる機械学習を利用して、エマルションの粘度を迅速に測定する手法を開発します。化粧品、食品分野など、ソフトマテリアルの開発をする仕事を希望する学生さん、あるいは、シミュレーションやAIなど、IT系の就職を希望する学生さんに適しています。(画像はR7年度に作った装置です)

テーマ3 混合槽における均質化の最小必要エネルギー 担当:Jain 配属学生:1~2名

高いせん断薄化特性を示す流体の効率的な混合は、化学、ポリマー、食品、医薬品分野などの多くのプロセスにおいて重要です。過度な撹拌は不要なエネルギー消費を引き起こす一方で、撹拌が不十分な場合には混合が不完全となり、均一化が達成されません。本研究では、オープンソースCFDソフトウェアOpenFOAMを用いて、機械撹拌槽内におけるせん断薄化流体の完全混合を達成するために必要な最小動力について数値的に検討しています。

テーマ4 非ニュートン混合における普遍的Metzner–Otto相関 担当:Jain 配属学生:1~2名

CFDで求めた有効せん断速度を用いて、非ニュートン流体の撹拌槽混合に対する汎用的なMetzner–Otto相関式を開発しました。本モデルにより、さまざまな形状や流体特性に対してせん断状態をより正確に予測できます。これにより、工業用撹拌装置の設計やスケールアップの信頼性向上が期待されます。

研究室の特徴

  1. 初心者歓迎!"シミュレーション、CAD、培養なんてやったことない”ということは十分に理解しています。教員が丁寧に教えますから安心してください。
  2. 全テーマが企業と共同で進めており、就職後すぐに役立つ実践的な経験ができます。
  3. 対外発表を積極的に行います(院生は学会で平均3回以上は発表します)。希望すれば、国際会議への参加も可能
  4. 卒業研究と社会との関係性を重要視し、SDGsの推進と温暖化対策を本気で考えています。

講座配属に向けて

当研究室が気になったら、ぜひ見学に来てください!! 研究室のメンバーと話すことで、雰囲気が伝わり、卒業研究を具体的にイメージできると思います。