携帯電話や無線LAN(WiFi)などの無線通信技術とその応用に関する研究をしています。
【道案内サービス】
街中にある無線LANの電波をスマートフォンで受信して、自分がどこにいるかを検出し、その結果を端末画面の地図上に示したり、その位置に関連する情報を無線通信を介してクラウド側にあるサーバから受信して提示するサービスを開発しています。新たな機器(無線アクセスポイント・アンテナ)を用意することなく、ユーザ端末のアプリケーションとクラウド・サーバのみで実現できます。
【自己位置推定技術】
このサービスを実現するために、無線LANの電波を用いた位置推定技術の高精度化・簡易化のための技術やGPSとの切換え合成技術を研究しています。姫路駅周辺などで実証実験を進めています。
【無線セキュリティ技術】
無線LANのセキュリティを向上するための暗号鍵を電波伝搬の特性を用いて生成することにより、簡単に安全な暗号鍵を共有する技術に関する研究をしています。
【高速無線LANエントランス技術】
新幹線などの高速な移動体の中での無線LANを快適に使えるように、沿線に配置した基地局から新幹線への高速無線通信を研究しています。新幹線側に多数の素子によるアレーアンテナを設けて高速に切換え・合成を行って高速で安定した通信の実現を目指します。
道案内サービスシステム構成図
道案内サービス画面(学内実験)