電子デバイスや機能性薄膜といった複合構造を有する部品では、部品を構成する材料の特性が異なるため、接合面での力学的な評価が非常に重要になってきます。このような複合構造物の接合界面の評価に破壊力学を適用し、合理的に接合強度を評価する手法について研究を行っています。また、超音波の伝播速度は材料特性に依存することから、超音波速度を解析することで材料特性を評価することができます。この手法を利用して、複合構造物の材料特性を非破壊で評価する研究も手がけています。さらに、超弾性形状記憶合金の大変形特性と強磁性材料に発生する磁力を利用し、それらの複合材を用いて、磁気駆動アクチュエータの開発にも取り組んでいます。
接着皮膜の引き剥がし試験
磁気駆動トルクアクチュエータ