機械工学専攻博士前期課程2年生の西久保祐貴さんが、令和元年度軽金属学会の学会賞である軽金属希望の星賞を受賞しました。
本賞は、軽金属の学業の向上発展を奨励し、軽金属の未来を担う人材の育成を目的として、人格・学業ともに優秀な学生に贈られるものであります。
全国の大学や高専に所属する学生の中から33名が選ばれました。
受賞した研究題目は、「ローラダイによるチタンコルゲート容器の成形性」です。
研究は、軽量かつ高耐食性のある純チタン深絞り容器における機能性をさらに高めるため、ダンボール紙の構造のようなコルゲート容器の成形を試みた内容です。
金型であるダイ肩部に鋼球を設置したローラダイの試作設計を行い、波状の側壁部を有するチタン容器の成形を行いました。
さらに、ローラダイを組み込んだ複合ダイスを用いて、チタンコルゲートクラッド容器成形技術の開発を行い、成形性に関する新しい知見を明らかにしました。
本手法は機能性容器加工への応用展開が期待されます。