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機械工学専攻の木村真晃准教授，日下正広准教授が2021年度溶接学会論文賞を受賞
機械工学専攻の木村真晃准教授，日下正広准教授が2021年度溶接学会論文賞を受賞しました．受賞した論文は，“木村真晃，齊藤暖，日下正広，海津浩一：「低推力負荷条件で摩擦スタッド接合するためのスタッド形状の検討と軟鋼継手の強度」，溶接学会論文集，Vol.39，No.3(2021)，pp.141–150”です．建築や造船などに幅広く利用されるスタッド継手は，そのほとんどが手溶接であるため，継手強度のばらつきや継手接合部の信頼性などの問題があります．本論文では，自動化などで再現よく解決できる摩擦スタッド接合の適用を実現するために，摩擦圧力などを担う軸力である負荷推力をできるだけ低く設定しても接合可能であるかを検討したものです．単純な接触面低減でなく，最終形状を意識した工夫には学術的にも興味深く，実施工を行う現場のスポット溶接装置や摩擦攪拌点接合装置が負荷可能な推力範囲という制約条件下で実験を行っており，その工学的意義も大きい点が論文賞に相応しいとして評価されました．
