疲労試験は,寿命の範囲や加える力によって高サイクル疲労試験(High Cycle Fatigue Test)低サイクル疲労試験(Low Cycle Fatigue Test)のふたつに分けることができます.

 疲労寿命が105サイクル以上もしくは最大応力が降伏応力以下の疲労試験を高サイクル疲労,一方で,寿命が通常105サイクル以下で試験片に塑性変形を生ずる応力を繰り返す試験低サイクル疲労と言います.

 たとえば低サイクル疲労試験は,地震のように少ない回数であっても大きな荷重がかかるような場合などを想定した試験と言うことができます.