情報を仲立ちとして工学と諸科学を結びつけ新奇の発想をもって新分野を切り開くことは今後ますます重要であると考えています。

　本研究会では、必ずしも特定分野にこだわった討議をするのではなく、分野横断的に新奇の科学技術を創出することを目指し、情報やシステムを媒介キーワードとして異分野交流を広く推し進めていきたいと考えています。 例えば、自然計算論の基礎とその応用システム研究、量子力学と情報科学技術との接点研究、分子科学・生物科学と情報科学技術との接点研究などを通じて、例えば、セルオートマトン、量子計算知能、量子情報制御をはじめ、雑音とゆらぎ、認知工学、社会システム関連など、幅広く異分野を横断した調査研究活動を行い、それらを体系化して実り豊かな研究会の構築を目指します。

　異分野交流を通じて、様々な自然現象や社会現象に学び、それを基盤とした先端的計算論を情報やシステムを媒介キーワードに展開し、計測技術、情報・制御技術にブレークスルーをもたらす新奇なアイデアの提案、そしてナノシステムから社会システム構築にまで及ぶ新たなシステム創製・応用を試みる横断的な討議の場を担当する研究会をめざします。 専門分野に縛られない「多様なコンピュテ―ション手法およびそれらの実機システム応用」研究を推進します。 例えば、セルオートマトン講習会やリブーティングコンピューティング勉強会、量子サイバネティックス勉強会など、まだまだあまり周知されていないけれどもシステム・情報部門にとって有益な分野の研究を推進します。

調査研究会メンバー