概要
引張試験のような静的な変形とは異なり,極めて短時間な衝撃的な荷重・変形に対する特性を求める試験を衝撃試験と言います.

衝撃試験の主な目的は,衝撃を加えた時にどれだけエネルギーを吸収したか,衝撃に対して弱い(もろい)か強い(ねばい)かを調べることです.

衝撃試験で代表的な試験のひとつにシャルピー衝撃試験があります.シャルピー衝撃試験では,切欠きのある試験片に一定のおもりを一定の高さから当てます.たたき割った際の吸収エネルギーは,おもりが試験片をたたき折って,勢い余って向こう側へ跳ね上がる高さで判断します.

参考:JIS Z2242

シャルピー衝撃試験機