微細藻類(植物プランクトン)が光合成によって生産する中性脂肪をカーボンニュートラルな燃料として生産する研究です。屋外培養に最適な撹拌方法の開発を目指して、培養実験を行っています。
ハンドクリームなど非ニュートン流体の性質を明らかにし、数値シミュレーションを可能とすることは、より使いやすく快適な商品の開発に役立ちます。本研究では、クリームを模擬したエマルションを作成し、粘度特性を測定するとともに、数値解析と比較することで、予測精度を検証しています。
排水処理では、好気性菌を活性化させるために十分な空気を送り込む必要があり、散気管(エアレータ)が重要な役割を果たします。送気量を増やして流体力で撹拌性能を高めたエアレータを企業と共同開発し、攪拌流量を予測する物理モデルの構築に取り組んでいます。
下水は高含水率や消化阻害により消化率がそれほど高くありません。本研究では、蒸気エジェクタによる水熱処理および脱気・浮上濃縮処理を行う事により、消化率を向上させ、バイオメタンガスの増産を可能にする装置を提案しています。