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 研究プロジェクトIEEE CS MVLTC BulletinBISC SIG in Medical Imaging研究テーマ医療診断支援システムの開発次世代超音波システムの開発超音波振動感知センサーの開発非破壊検査システムの開発
 医療診断支援システムの開発 MRI,MRA,X線CT,PET,SPECT等の医用画像装置による人体内部の画像診断が広く行われています. 
			従来では断層画像による主観的な診断が行われていましたが,コンピュータの発達により高性能の診断支援システムが可能となります. 
			本研究室では医師の知識をソフトコンピューティング技術で表し,関心領域の自動抽出・分割・3次元表示・体積測定を行うシステムを研究しています. 
			現在までに,脳・脳血管・足骨・半月板・胆嚢の抽出法を開発しました.
 次世代超音波システムの開発 超音波は組織弾性の変化を非侵襲に捉えることが可能であり,人体の組織へ伝播しやすいことなどから, 
			腹部や胸部を対象とした超音波診断が広く行われています.しかし超音波には骨を透過しにくいという性質があり,
			頭蓋骨に囲まれている頭部内への超音波照射は側頭部から行っています.これは側頭部が比較的頭蓋骨が薄いためであり,
			現在はこのwindowから頭蓋内に超音波を照射し診断しています.しかしこれらの制限を無くすことにより,
			さらに正確に内部の診断ができる事が期待できます. よって本研究室では,超音波の照射を制限なく行え,
			正確かつ容易に診断する新しい次世代超音波システムの開発を行っています. 
 超音波振動感知センサーの開発 超音波は人体に対し非侵襲である等の利点から,医療から非破壊検査まで幅広い分野で利用されています. 
			さらに,指向性がある,水中を伝搬するといった特徴も持っていることから,本研究室では超音波で水槽内の水面の変化を監視し, 
			対象物体の振動を感知するセンサーを開発しました.また,このセンサーの実用化の例として,生体反応感知システムを提案し, 
			現在は実際に医療用ベッドを用いた実験を行っています.病院においてこのシステムを既存のナースコールシステムと併用すれば, 
			入院患者の容体の急変を早期に発見することが可能となります.
 非破壊検査システムの開発 近年,既設建物のリニューアル物件の増加に伴って,コンクリートスラブや壁の貫通工事の際に生じる事故が多発しています.
			事前に非破壊でコンクリート内部を調査し,正確に埋設物の位置を知れば破損事故の防止に役立ちます.
			現在,コンクリート内部の情報を提供する非破壊検査法は複数存在するが,その結果を解釈するのにエキスパートの知識を必要とします. 
			そこで,本研究室ではそのエキスパートの知識をファジィ論理によって計算機上に実装し,現場での利用が容易な非破壊検査法を開発しました.
			本方法では,超音波又は,パルスレーダを利用したデータ取得装置を用いています. 
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