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■ 学習内容 |
ここでは、五日間に渡って勉強した内容を紹介します。 講義は京都大学名誉教授の足立裕彦先生による量子力学を中心としたもので、特別講演には大阪大学名誉教授の那須三郎先生と名古屋大学大学院工学研究科教授の那須三郎先生によるDV-Xα計算法を用いた研究や応用について学びました。
一章 | | 序論 | |
二章 | | 波動力学 | |
三章 | | 水素原子の波動力学 | |
四章 | | 多電子原子の原子軌道 | |
五章 | | 分子軌道論 | |
六章 | | 簡単な分子の分子軌道 | |
七章 | | オキソアニオンの分子軌道 | |
八章 | | 遷移金属錯体の電子状態と化学結合 | |
九章 | | 金属酸化物の電子状態と化学結合 | |
特別講演1 | | 原子核・放射線を用いた材料科学研究(那須三郎先生) | |
特別講演2 | | 電子レベルからの合金設計(那須三郎先生) | |
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二章、三章では一次元でのシュレディンガー波動方程式について学び、一電子原子である水素原子の波動方程式の性質(図1と図2)を、四章では多電子原子の各々の電子状態を理解するために必要な近似式について学びました。
図1 球面調和関数の模式図
図2 水素原子の動径波動関数と動径分布関数
五章、六章では前章で学んだ近似式を用いて、分子軌道論について学び、七章以降からこれらの基礎を踏まえて様々なイオンや金属錯体の化学結合や電子状態、分子軌道などについて学びました。
図3 等核2原子分子の分子軌道の波動関数
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