head_img 図. 分子動力学シミュレーションで得られたグラフェンナノベルトの安定構造
. 表面間のファンデルワールス力によりリング形状から折れたたまれた形状に遷移している.(2021年修士論文テーマ)


最新情報

2023.4.4 姫路城三の丸広場で花見を行いました。元教授の持地先生とOBにもご参加いただき盛会でした。集合写真<photo>

2023.3.24 東京都市大学で開催された第71回応用物理学会春季学術講演会で盛谷が「外部汚染成分が共存する高分子混合試料の TOF-SIMS データの相関分析」について発表しました。

2023.10.12富山で開催される国際会議, IBA & PIXE 2023(26th International Conference on Ion Beam Analysis and 18th International Conference on Particle Induced X-ray Emission)において、M1の徳さんが"Effects of Sample Mechanical Property on Secondary Ion Yield of Organic Molecules in GCIB-SIMS"とうタイトルで発表しました。 ※IBAは今回で50周年を迎える歴史があるイオンビーム分析の国際会議です。今回は世界37カ国の学生・研究者が集まり、260件の発表が行われました。→徳さんの発表の様子<photo>ユストゥス・リービッヒ大学(ドイツ)のDürr先生と<photo>バンケットで他大学院生と交流(IBA公式HPより)<photo>

2023.9.20 熊本で開催される第84回応用物理学会秋季学術講演会で盛谷が「Arおよび水クラスターイオンビーム照射によるベンジルピリジニウム分子の脱離イオン化過程」について発表しました。

2023.9.1 本年度は県立大姫路キャンパスで開催されたJSAMA-9(The 9th TKU-ECUST-KIST-OMU-UH-IHU-KMITL-UTAR-TNU-HUFI Joint Symposium on Advanced Materials and Applications)において、M1の徳さんが"Effects of Sample Hardness on Secondary Ion Yield of Organic Molecules in GCIB-SIMS"について発表しました。 → 徳さんがOutstanding Poster Awardを受賞しました!<photo>

2023.8.31 成蹊大学で開催されたSIMS研究会16で、「液体材料からのクラスター形成とToF-SIMSへの応用」について盛谷が講演しました。

2023.8.11-12 本学のオープンキャンパスに参加し、実験室を公開しました。動画でも研究内容を紹介しています。→[リンク]
2023.6.14-15 金沢で開催されたSIMSとその関連技術に関する国際シンポジウムSISS−22(The Scientific International Symposium on SIMS and Related Techniques Based on Ion-Solid Interactions, 22nd)において、M1の徳さんが"GCIB-SIMSにおける有機分子の二次イオン収量に対する試料硬度の影響"について発表しました。

2023.5.17 東京理科大学野島雅先生を講師に招いて、6号館6223室において「東京理科大学野島研・兵庫県立大学合同研究会」を開催しました。<photo>

2023.4.11 英国マンチェスター大学からNick Lockyer先生を講師を招いて、書写キャンパスにて「クラスターイオンビーム研究会」を開催しました。学内からも多数聴講いただき、良い議論ができました。

2023.3.16 上智大学(東京)で開催される日本応用物理学会において、B4の徳さんが「Arクラスターによりスパッタされたベンジルピリジニウム分子の内部エネルギーの評価」について、M1の前渕さんが「反磁性力で湾曲するグラフェンカンチレバーの安定形状」について口頭発表しました!<発表の様子>

2023.2.28 来年の4年生を対象に、研究室紹介およびオープンラボが開催されます。私たちのグループは、A棟ロビーでポスターを展示予定、また6号館1階の実験室(6126)が見学できます。(他の材料コース研究室とは異なるので注意)また、同時にM1の中間発表(ポスター)が書写記念会館で開催され、M1の2名が発表予定です。

2023.2.16-17 材料コース卒論発表会にてB4の皆さんが発表しました。※本発表会で藤井さんが優秀プレゼンテーション賞に選ばれました。おめでとうございます!

2023.2.13 材料・放射光専攻修士論文公聴会にてM2の2名が発表しました。

2023.1.13 料コース3年生、機械・材料工学科1年生を対象としたオープンラボが行われます。私たちのグループは、C302室および6126室で展示をしています。(他の材料コース研究室とは異なるので注意)

2022.10.16 ALC'22 (14th International Symposium on Atomic Level Characterizations for New Materials and Devices'22)で、盛谷が”Chemical information on organic materials obtained from the energy-per-atom dependent mass spectrum of Ar-gas cluster SIMS ”について発表しました。

2022.9.22 日本応用物理学会で盛谷が”ニトロべンジルピリジニウムの エネルギー依存SIMSスペクトルデータの解析”について発表しました。

2022.9.12 IVC22(THE 22ND INTERNATIONAL VACUUM CONGRESS IVC-22)において、盛谷が”Information on organic materials obtained from the energy-per-atom dependent mass spectrum of Ar cluster SIMS”について発表しました。

2022.3.24 日本応用物理学会でM1の水畑さんが”ArクラスターSIMSの1原子当りエネルギー依存マススペクトルからの分子構造情報抽出”について発表しました。

2022.1.14 材料コース3年生、機械・材料工学科1年生を対象としたオープンラボが行われます。私たちのグループは、5101室および6126室で展示をしています。(他の材料コース研究室とは異なるので注意)

2021.12.9 山梨大学で開催された国際シンポジウムSISS-21において、M1の水畑さんが”Fragmentation of nitrobenzylpyridinium depending on energy per atom in Ar-cluster SIMS”について発表しました。

2021.11.03 日本表面真空学会学術講演会において、M1の水畑さんが”クラスターTOF-SIMSの1原子当りエネルギーに依存して変化する 質量スペクトルの解析”について発表しました。

2021.8.10 本学のwebオープンキャンパスに参加しました。研究内容を動画で紹介しています。→[リンク]

 

 

研究概要

私たちは, ナノサイズの粒子と表面の相互作用に関する研究や, ナノサイズの粒子ビームの表面科学への応用について研究しています. 特に, クラスタービームを用いた材料表面分析, グラフェンなどナノカーボン材料,カシミール力を中心とした表面間力の研究などに取り組んでいます.日々議論を積み重ね,実験とシミュレーションの両面から難問の解決を目指しています. 私たちの論文や学会発表については,各教員のResearchmapをご覧ください.

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・巨大クラスターイオンビームを利用した新しい表面分析(SIMS)技術の開発
 巨大クラスターのイオンビームを用いた二次イオン質量分析(SIMS)技術は、2010年代有機材料分析に革新的な変化をもたらしました. 私たちは,様々な分子の巨大クラスターイオンビームを発生できるSIMS装置を開発し,クラスター衝突過程の解明と,新しい分析技術の開発を目指しています.
ガスクラスターイオンビームの照射効果
本研究室で開発したサイズ選別型ガスクラスターSIMS装置
[プレスリリース]
これらの研究について動画で紹介しています.[リンク]

・エネルギー依存SIMSスペクトルデータの数理統計解析
 質量分析装置の高度化により, SIMSのマススペクトルは今後ビッグデータ化すると予想されています. 私たちは,情報科学を専門とする研究者と共同して,複雑で大量のクラスターSIMSデータから,数理的にマススペクトルパターンの類似性を解析し, 分子構造情報を抽出する手法の開発を目指しています.

・Arクラスターイオンビームを用いたグラフェンの駆動に関するシミュレーション
 炭素の平面シートであるグラフェンは優れた電気的および機械的特性を有することからナノデバイスへの応用が研究されています. 例えば, 懸垂状態のグラフェンシートはナノドラムの有力な候補であり微小質量計測に利用できる可能性が示唆されています. グラフェンシートの駆動は新しい技術課題です.
(詳細クリック)


 

 

研究テーマ


修士論文・卒業研究テーマ

2023年度

修士論文
1. 外部汚染成分が共存する高分子混合試料のToF-SIMSデータの相関分析
2. 磁場が印加されたグラフェンカンチレバーの安定形状と軌道電流
卒業論文
1. 磁場中で振動するグラファイトに生じる磁気反発力の測定
2. 反磁性を利用した液体表面における多層グラフェンの移動
3. 水クラスターイオンビームによる自立グラフェン膜のスパッタリング
4. Arクラスターイオン解離性散乱のクラスターサイズ依存性
5. Arクラスターイオン解離性散乱における衝突角度の影響

2022年度

修士論文
1. 熱振動しているカーボンナノチューブから内包原子へのエネルギー伝達
2. エネルギー依存 SIMS スペクトルからの分子構造情報抽出方法の検討
卒業論文
1. 試料膜厚がArクラスターSIMSの分子イオン収率に及ぼす影響
2. エネルギー依存SIMSスペクトルからの分子構造情報抽出精度の検討
3. 円周上の量子ウォークにおける再帰現象
4. カンチレバーを用いたグラファイト平板の磁気反発力測定
5. 反磁性力で浮揚しているグラファイトのインパルス応答
6. ナノグラフェン円板とアルゴン原子の衝突過程

2021年度

修士論文
1. 脂質分子とカーボンナノチューブ複合系におけるインターカレーションの分子動力学シミュレーション
2. ハニカムナノベルトの安定構造に関する分子動力学シミュレーション
卒業論文
1. ArクラスターSIMS の分子イオン収率における試料膜厚の影響
2. エネルギー依存SIMS スペクトルからの分子構造と濃度揺らぎ情報の同時抽出
3. レナード・ジョーンズ粒子系における拡散係数の有限サイズ効果
4. 反磁性により磁石とグラファイト平板の間に作用する反発力の測定
5. 反磁性で浮揚している単層グラフェンの安定性に関する数値計算

※その他にもいろいろな研究テーマが進行中です。詳細は直接お尋ねください。



メンバー

教授
Professor
乾  徳夫
Norio Inui
[Researchmap]
担当授業
【学部】 計算材料学, 現代物理, マテリアル科学への招待(オムニバス授業), 情報処理基礎, プログラミング演習, 機械・材料工学実験,
【大学院前期】 計算物理
【大学院後期期】 量子ナノ工学セミナー
准教授
Associate Professor
盛谷 浩右
Kousuke Moritani
[Researchmap]
担当授業
【学部】 物理化学Ⅲ, 機械・材料工学実験, 材料工学実験Ⅱ
【大学院前期】 表面物理化学
【大学院後期期】 量子システム工学
学生
Students
2024年度
M2: 2名  M1: 3名  B4: 3名  

 

 

 

 

連絡先・アクセス

icon 連絡先
【メール】
乾  徳夫(Norio Inui): inui @ eng.u-hyogo.ac.jp
盛谷 浩右(Kousuke Moritani): moritani @ eng.u-hyogo.ac.jp

【住所】
671-2201 兵庫県姫路市書写2167 兵庫県立大学工学部6号館
兵庫県立大学工学部 機械・材料工学科 材料工学コース
兵庫県立大学院工学研究科 材料・放射光工学専攻


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icon アクセス
【電車】
JR:山陽本線、播但線、姫新線、山陽新幹線 姫路駅下車
山陽電鉄:姫路駅下車
【バス】
神姫バスターミナル 18番のりばより
下記路線バスに乗車、「県立大工学部」にて下車
■41~45系統 県立大工学部、書写西住宅、緑台、バーズタウン、
 山崎、荒木、古瀬畑 各方面行き(所要時間約25分)
■急行 播磨科学公園都市(スプリング8)行き(所要時間約20分)
■姫路駅前⇔県立大工学部間直通バス(13番のりば)運転有り(本学休校日を除く)
(所要時間約20分)
 ※所要時間は交通事情により変わります。
★神姫バス時刻表:神姫バス検索サイトNAVI
(「発」に姫路駅(北口),「着」に県立大工学部と入力し、検索ボタンを押してください)


 

 

 

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