技術セミナー

金属ガラスは、結晶構造を持たないアモルファス金属の一種で、高強度(強く)、低ヤング率(しなやかで)、高耐食性(錆び難い)、優れた磁気特性(高透磁率、低保磁力)など、従来の結晶材料に比べて優れた高機能特性を示すことから、多くの産業分野に応用が期待されています。しかし、金属ガラスやアモルファス金属は、作製方法が特殊であり、またその形状が限られるため、鋳造から加工や接合など製造プロセスに特殊性があります。本公開講座では、金属ガラスの作製からその加工までの全般にわたる作製プロセスの解説と、金属ガラスねじの作製に成功したねじメーカーから、ねじの加工方法と金属ガラスを応用するための取り組みをご紹介いただきます。また、市販の金属材料や金属ガラスの組織や断面観察を身近な器具で始める方法について実習を通してご紹介いたします。皆様の多数のご来聴をお待ちしております。
【日 時】平成30年11月21日(木)13:20〜17:30
【場 所】兵庫県立工業技術センター 技術交流館2階 セミナー室
(神戸市須磨区行平町 3-1-12)アクセス
【受 講 料】無 料
【定 員】30名程度(ただし、実習希望者のみ約10名)
【お申込み】受講申込書に必要事項をご記入の上、以下まで FAX 又は電子メールでお送り下さい。
東北大学金属材料研究所 附属産学官広域連携センター 兵庫オフィス
FAX:079-260-7210 または E-mail:kouiki_hyogo@imr.tohoku.ac.jp
TEL:079-260-7209 または E-mail:kouiki_hyogo@imr.tohoku.ac.jp
【プログラム】
第一部 講義・講演
あいさつ 兵庫県立大学ナノ・マイクロ構造科学研究センター センター長 山崎 徹
13:20〜14:20「金属ガラス・アモルファス合金の作製、加工及び実用例」
東北大金研産学官広域連携センター 網谷 健児
14:20〜15:00「ねじ製造における加工技術と金属ガラスへの応用」
株式会社丸ヱム製作所 山中 茂
休 憩
第二部 実習(定員約10名)
15:10〜15:30 見学:金属ガラス・アモルファス合金の作成
15:30〜17:30 実習:身近なものではじめる組織観察
(結晶金属材料や金属ガラスの鏡面研磨と組織観察)
(13:00-13:20:日本材料学会金属ガラス部門委員会)
≫PDF版のプログラムはこちらからダウンロードできます。
追加情報
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