科学技術の急速な発展と情報ネットワークの広がりは、社会や産業、私たちの生活のあり方を大きく変えてきました。それと同時に、エネルギー問題や環境問題など、私たちが向き合う課題はますます複雑になり、その解決には地球規模の視点が求められています。AIやIoT、先進材料、エネルギー技術といった新しい技術は、従来の学問分野の枠を越えて結びつきながら、これまでにない価値を生み出しています。
このような時代に社会の発展を支えるためには、工学の高度な専門知識に加えて、分野を横断して考える力や自由な発想が不可欠です。工学は、科学の知見を社会に役立つ形へと発展させ、人々の暮らしや未来を支える重要な役割を担っています。
本学大学院工学研究科は、2026年4月より従来の専攻を統合し、新たに「工学専攻」としてスタートしました。本専攻は、学部の5コース(電気電子工学、知能情報、機械工学、材料デザイン、化学)に対応する分野に加え、「放射光工学分野」を設けた6つの分野で構成されています。幅広い分野が連携することで、新しい発想や研究の可能性が広がる環境を整えています。
大学院での学びは、学部で培った基礎をもとに、自ら課題を見つけ、研究を通して新しい知識や技術を生み出していく挑戦の場です。本研究科では、学生と教員の距離が近く、最先端の研究環境の中で主体的に学び、研究に取り組むことができます。
皆さんの自由な発想と探究心が、新しい技術や価値を生み出し、社会の課題を解決する力になることを期待しています。教職員一同、皆さんとともに研究に取り組み、その挑戦の歩みを共有できることを心から楽しみにしています。