人間や環境にやさしい機械、新材料の設計をキーワードに
新領域創成に向けた技術者を育成します。
これからの技術者には「持続可能な開発」が求められています。私たちは、環境に過大な負荷を与えることなく、将来の世代に残すべき資源を消費し尽くすことなく発展し続けなくてはなりません。そのためには、既成概念にとらわれない新しい材料の開発や機械設計が必要となってきます。機械・材料工学科では、長期的な視点に立って、環境にも配慮したモノづくりができる技術者を育成する教育と研究を行っています。
例えば、風車を作るためには、効率的な空力デザイン、強い風でも壊れない強度設計や回転速度の制御機構が必要です。さらに、実際のものづくりの現場では、材料を精密に加工して組み立てることも求められます。自由な発想で地球環境に適合した機械を設計するため、各種力学や加工技術を基礎とした最先端のものづくり技術に関する研究をしています。
自動車・航空機・産業機械・電子機器・医療といった生活や産業に関わるすべては、材料から成り立っています。優れた材料が産業の競争力を支え、我々の安全・安心を確保します。材料工学コースでは、世界最先端の材料開発に関わる人材の育成のため、基礎から専門科目まで幅広いカリキュラムを用意し、研究活動を通して実社会で通じる力が身につくよう体制を整えています。