熱化学研究グループについて
熱化学研究グループでは熱力学を化学平衡や化学反応の分野に応用した化学熱力学に関連する研究を行っています。基礎的な研究として、物質の溶解熱測定と極低温から高温に至る熱容量測定を組み合わせた熱量計法や固体電解質を用いた起電力法により標準生成ギブズエネルギーなどの熱力学諸量の測定を行っています。また、その結果に基づいた状態図や化学平衡図の熱力学計算に関する研究を行っています。一方で、化学熱力学を材料設計・研究に用い、製錬・物質創成に関わる研究として、溶融塩などの非水溶液溶媒を用いた機能性薄膜の電解作製や都市鉱山からの有価金属の分離回収に関する研究も行っています。
なお、これらの研究活動に立脚して、物理化学や物質創成工学などの講義と学生実験を担当しており、物質のエネルギー状態を理解でき、物質の創成やリサイクルに関するプロセスを構築できる人材の教育を行っています。
お知らせ
- 姫路工業倶楽部のブログに森下先生の最終講義の記事が掲載されました.
- WC格子中に強磁性コバルト(Co)ナノ結晶をドープすることで内部磁場を付与すると,Pt同等の水素生成触媒活性をもつことを発見しました.
- 2024年度の配属学生が決定しました.
- 当研究室構築の熱力学諸量データベース(1973年~2023年)
- 当研究室構築の状態図データベース(1971年~2020年)
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所在地・連絡先
- 〒671-2280 兵庫県姫路市書写2167
- 兵庫県立大学 姫路工学キャンパス
- 大学院工学研究科 化学工学専攻
- (工学部 応用化学工学科 化学工学コース)
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