本学部では、「ものづくり」に主眼を置いた教育・研究を通じて、真に人類の利益と安全に貢献できる専門技術者・研究者の育成を目指してきました。一方、複雑化・多様化・グローバル化した現代社会では、工学系人材には一つの専門分野にとらわれず、人間が使うあるいは人間の役に立つ新しいものや価値を提案し、社会課題の解決に貢献することが求められています。
このような社会的背景を踏まえ、本学部では兵庫県を基盤に、グローバル課題の解決に貢献し、社会の変革をリードできる人材育成を新たな使命と考え、令和8年4月から工学部/工学研究科を新しくする(改組)準備を進めています。
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従来の3学科6コース制では、所属学科以外の専門科目の履修に制限があったのに対し、新しい工学部は1学科5コース制に再構成し、専門分野を中心に柔軟かつ幅広い学びが可能なカリキュラムを提供します。あわせて、グローバルな課題解決の重要性を認識し、また社会の変革をリードできる工学系技術者・研究者としての素養を養うため、以下の 4 つの”X”(”X”は”Transformation”の略、「変革」を意味します)を軸とする教育を展開し、社会で必要とされる工学系人材の育成を目指します。
① デジタル技術の活用による Digital Transformation (DX)
② 持続可能な脱炭素社会実現に向けた Green Transformation (GX)
③ 生活の質(Quality of Life, QOL)の向上をもたらす Life Transformation (LX)
④ 社会を支える環境や人に優しい新しいものづくり/Material Transformation (MX)
入試の変更は、次のPDFファイルをご参照ください