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兵庫県立大学 工学部・大学院工学研究科 University of Hyogo SCHOOL OF ENGINEERING & GRADUATE SCHOOL OF ENGINEERING

工学部長メッセージ

工学の面白さを誰かの幸せに

工学研究科長/工学部長  
藤沢 浩訓

SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?

これは2030年までに「地球上の誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会を実現するために、2015年の国連サミットで採択された17の国際目標です。
それぞれの目標の下に169のターゲットが設定され、その多くに「工学」の貢献が期待されています。

それでは「工学」とは何でしょうか?

数学や物理学、化学などの科学知識をもとに、人類のために役に立つ「新しいものや価値」を創造するための学問です。

工学によって生み出されたものは、自動車やスマートフォンなどの形あるものから、人工知能(AI)やネットワーク、エネルギーなどの形ないものまで、身の回りに溢れています。

「工学」の面白いところは、課題に対する解は一つではないところです。
例えば、自動車には多種多様な車種がありますが、これは消費者のニーズや性能、デザイン、環境負荷、価格などの様々な制約条件をどのように満足させるかが作り手によって異なるためです。

面白いと思うことは人それぞれですが、それが新しい価値を生み、誰かを幸せにする原動力になります。

本学工学部では、高校までに学んだ知識と興味をもとに、工学の基礎からより高度な専門知識を機械・材料工学科,電気電子情報工学科、応用化学工学科で学ぶことができます。

座学だけではなく、実践力を養う演習や実習・実験、独創性・創造性をはぐくむ卒業研究などを通じて、自らの学びを実感できるカリキュラムを用意しています。

ぜひ、本学工学部で、人が使う、人の役に立つものを生み出す「工学」の面白さを知って下さい。

本学で学んだ皆さんが、持続可能な社会の実現に向け、自らの発想を活かし、新たな価値を創造できる人材として世界に羽ばたいていくことを期待しています。