研究グループの紹介
ナノ結晶材料研究グループ
Structure Control for Nanocrystalline Materials

山崎 徹 (やまさき とおる) |
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教授 | ||
兵庫県立大学教授 東北大学客員教授 |
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専門分野 | 材料設計学 |
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三浦 永理 (みうら えり) |
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准教授 | ||
専門分野 | 生体材料学 |
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足立 大樹 (あだち ひろき) |
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准教授 | ||
専門分野 | ナノ組織制御 |
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研究紹介
ナノ結晶組織を有する超微細結晶粒材料は、セラミックスのような脆性材料でも、極端に高い強度と靭性を発現することが期待されてきました。しかしながら、従来、粉末原料の固化成形により作製されたナノ結晶材料(結晶粒サイズ:10nm〜100nm程度)は、いずれも非常に脆く、結晶粒の微細化に伴って、むしろ激しい脆化を生じています。一方、粉末の固化成形プロセスを必要としない電解析出法(電気めっき法)は、高密度・高強度のナノ結晶合金の作製が可能で、これをフォトリソグラフィー技術と組み合わせると、材料の創製と成形が同時に実現でき、ナノ・マイクロスケールの超精密部材の開発が可能です。
本研究室では高強度・高延性のナノ結晶電析合金を開発し、その塑性変形機構の解明と超微細金型等への応用を目指すとともに、これらナノ結晶合金金型を利用した被成形加工材料として、精密成形加工に適した、新しい金属ガラスの合金開発を行い、超省エネIT密部材等の開発を目指しています。さらに、材料組織のナノ結晶化による新しい機能性発現を目指して、生体材料やセラミックス材料等の各種材料を対象として、新材料開発を行っています。
キーワード
電解析出法、ナノ結晶合金、金属ガラス、機械的性質、微細成形加工